代表メッセージ

日本の暮らしを
支える仕事

最新のごみ処理を通じて持続可能な社会を目指す

日鉄環境プラントソリューションズ株式会社
代表取締役社長 村上 裕

日本の暮らしを支える
NSESの仕事

毎日の暮らしのなかで、廃棄物の処理は日本社会にどのような役割を果たしているでしょうか。一般的に、ライフライン(水道、ガス、電気)が大切なことは知られています。実は、廃棄物処理もそれらと同じくらい大事で、処理が滞ってしまえば、私たちの文化的な生活は瞬く間に止まってしまいます。ライフラインが健全な状態だとしても、衛生的に不完全な状態が蔓延して、人の安心・安全な暮らしが全うできない状況になってしまうでしょう。

ごみ処理は、我々の生活に日常的に溶け込んでいる分、「当たり前にやってもらえる」感覚があると思います。すなわち、市民の皆さんが「当たり前」と感じるほど、縁の下から社会を支える仕事であることは間違いありません。こういったところに誇りを持って長年事業を拡大し、創業から25年経った現在、日本全国で34カ所(2018年3月時点)のごみ処理施設の操業・維持・管理を柱とした運営委託を担当するようになりました。

ごみを処理しながら
エネルギーを回収する
「ガス化溶融炉」

現在、日本で最も主流な廃棄物処理方法はダイオキシン発生のリスクという問題も抱えており、また、処理で発生した灰の最終処分に難航している自治体も少なくありません。これらの環境課題解決に一翼を担える施設が、NSESが業界のパイオニアとして携わっている「シャフト炉式ガス化溶融炉」です。

このガス化溶融炉を導入すると、処理時に発生した排熱を利用し、電力を回収でき、かつ、さらに廃棄物をスラグ・メタルという資源に新たに再利用するため、廃棄物の減容化が可能になります。このように「ごみをごみで終わらせない。」ほぼ100%、ごみを資源として活用できるため、現代の資源循環型社会において、ニーズを着実に拡大してきています。

ごみ処理を効率化し、
さらなる社会貢献を目指して

NSESがシャフト炉式ガス化溶融炉施設の操業に携わっておよそ四半世紀が経ちました。この間、従業員数・事業所数は増加し、事業は拡大を続けてきましたが、「仕事の質」を如何に高めていくかが重要となります。
コークス(操業に使用する化石燃料)使用量の低減や、発電効率の向上など日鉄グループの総合力を活かした技術開発など、環境負荷を更に低減させることを目指したいと考えています。

また、新たな技術も取り入れていく一方で、創業当初から運転を続けている事業所の老朽化が進む中、処理効率を落とさず、安全に操業していくことが求められています。
このようにして「仕事の質」を高めていくことで、今後も社会にとって必須の存在あり続けられるようにしたいと思います。

学生の皆さん。「シャフト炉式ガス化溶融炉」という言葉自体が聞きなれないものかもしれません。しかしこのような環境に優しいごみ処理の方法があることや、その施設の操業・維持・管理をする仕事が日本の暮らしを支えていることを知っていただき、興味を持っていただけたら幸いです。

日鉄環境プラントソリューションズ株式会社

代表取締役社長